練習でできることが本番でできなくなる
「自分で勉強しているときには解けた問題が、本番になると解けなくなる」なんてことはありませんか?
大事な試験を前に、緊張するのは当然のことです。
しかし、そのせいで持っている力を出しきれなくなってしまうのは困りますよね。
この記事ではなぜ緊張すると頭が真っ白になってしまうのか、その原因を解説します。
長期記憶と短期記憶
その原因を説明するために、まずは記憶の仕組みに触れます。
人間の記憶には長期記憶と短期記憶の2種類があります。
長期記憶はいわゆる「記憶力がいい」と言われるときの記憶です。
長期間に渡り情報を保持し、必要なときに取り出すことができます。
短期記憶は脳が情報を処理するときに使う、一時的な記憶領域です。
外から入ってきた情報を一時的に保管したり、長期記憶の情報を取り出したときに置いておくスペースです。
このスペースが広い人は、一度に処理できる情報量が多く、物覚えが早く「要領がいい」と言われたりします。
スマートフォンやパソコンで例えると、長期記憶はストレージ、短期記憶はメモリーです。
複数のアプリやソフトウェアを同時に起動すると、動作が重くなったりすることがあると思います。
これは、メモリーがいっぱいで、新しい情報を取り出せなくなった状態なのです。
頭が真っ白になる原因
テストを受けているとき、長期記憶と短期記憶を活用しています。
英単語や年号を長期記憶から短期記憶に取り出し、暗算の途中計算を短期記憶に保存しつつ計算します。
普段はこれが滞りなくできます。
しかし、緊張しているとき、頭の中は様々な思考でいっぱいになります。
「点数が悪かったらどうしよう」
「もっと勉強しておけばよかった」
このような思考は短期記憶のリソースを割きます。
関係のないソフトウェアを開いてパソコンの動きが悪くなるように、
短期記憶が不安な感情で満たされ、これまで頑張って記憶した情報を取り出すスペースがなくなってしまうのです。
これが頭が真っ白になってしまう原因です。
対策
対策としては2種類のアプローチがあります。
- 不安を抑制してスペースを作る
- 不安を感じても余裕を持てるほどの短期記憶のスペースを増やす
不安を減らしスペースを作るには不安対策が必要です。
不安を減らすメンタルトレーニングはメンタルの記事一覧を参照。
短期記憶を鍛えるには脳トレの記事一覧を参照。
