習慣の力
勉強しようと思っても直前になってやる気が起きず、結局始められなかったことはありませんか?
学校に行って疲れ切った状態で、更に頑張って勉強を始めるのはとても難しいことです。
では、頑張って始めるのではなく自動的に始められる方法はないのでしょうか?
あります。
それが「習慣」にすることです。
勉強を始めようと思うとき、「やらなくては」という気持ちと「やりたくない」という気持ちがぶつかり合い葛藤が起きます。
この葛藤には大量のエネルギーを使用します。
なんとか欲求に打ち克ち勉強を始めても、もう 勉強に集中するエネルギーが残っていないのです。
例えばあなたは歯を磨くときに、このような葛藤をすることがありますか?
おそらくないでしょう。
何も考えず、気づいたらやっていたという状態です。
これが習慣です。
習慣化した行動は意思の力に頼ることなく、自動的に始められます。
習慣化の方法
ではどうやって習慣化するのでしょう。
これまで何度も「勉強しなさい」と言われてきて、一度でも勉強を習慣にできたことがあったでしょうか?
習慣化できないのはやり方の問題です。
「毎日勉強する」では駄目なのです。
習慣化するには以下の項目をすべて埋めましょう。
What/How
「何を/どうやって」です。
当然決める必要があるのはわかると思います。
ですが、「勉強する」ではいけません。
「数学の○○の問題集を○ページ解く」といったように、できる限り詳しく具体的に決めましょう。
なぜ具体的にする必要があるのでしょうか。
これにはちゃんと理由があります。
もし事前に具体的に決めていないと、勉強を始めようと机に向かってから何をやるか考え始めることになります。
何をやるか考えている内に、頭の中に「サボる」という選択肢が浮かんでしまうのです。
また、何かを決めるという行動にはとてもエネルギーを使います。
あーでもないこーでもないと考えて、いざ勉強を始めようと思ったときには既に勉強に集中するためのエネルギーはなくなってしまうのです。
そのため、事前にできる限り詳細に決めておく必要があるのです。
When
「いつ」です。
意外かもしれませんが、これが習慣化において最も大事な要素です。
○時に始めるでも悪くはないのですが、できれば「○○したあとすぐに始める」と決めましょう。
何の後にすべきかというと、理想は毎日行う行動の直後です。
「すぐに」というのが重要なポイントです。
勉強を始めるまでに時間が空くと、その間にやるかやらないか迷ってしまいます。
- ○時に勉強を始めようと計画していたが、直前でやる気が出なくなってできなかった
- あと1話だけマンガを読んだら始めようと思っていたが、気づいたら1巻読破していた
こんな経験はありませんか?
Where
「どこで」です。
可能であれば、習慣化したい作業をするための専用の場所を作りましょう。
勉強するときは必ず勉強机でやる、といったもので結構です。
普段リラックスしてテレビを見ているリビングでは集中は続きません。
Why
「なぜ」です。
当然のことですが、やる意味がないと思っていることはやる気がでません。
自分なりになぜそれをやる必要があるのかを考えましょう。
モチベーションについて詳しくはこちら。
Who
「誰」です。
「誰」を決めるってどういうこと?と思われるかもしれません。
これは自分以外の誰かをその習慣に関連付けるということです。
人間は群れで暮らす生き物です。
一人で完結するときよりも、誰かと関わるときの方がモチベーションが上がります。
- 勉強をサボってないか家族に監視してもらう
- 友達と勉強を教え合う
など、他人の目を感じられるようにすると良いでしょう。
例
上記すべてを決めると、例えば次のようになります。
What/How: 数学の問題集を1日1ページ進める
When: 夕食を食べ終わった後すぐに
Where: 自室の勉強机で
Why: 数学のテストの点数を10点上げる
Who: 家族に勉強したことを報告する
ここまでやれば、数週間から数ヶ月ですぐに自動的に勉強を習慣にすることができます。

