自由進度学習とそのメリットとは
自由進度学習とは一言でいうと、「勉強の内容ややり方を生徒本人が決める学習法」です。
自分のペースで学習できる
一般的な講義形式の授業を楽しめるのは、授業のペースが自分の理解度と一致する生徒だけです。
理解が追いつかない生徒は不安と焦りを感じ、理解が早い生徒は退屈を感じてしまいます。
自由進度学習は自分のペースで学習します。
生徒一人ひとりにとって適切な難易度を設定することによってモチベーションを維持することができます。
自己コントロール感を高められる
「自分でコントロールしている感覚」はモチベーションにとって最も重要な要素です。
一般的な授業では何を学ぶかもどう学ぶかも教師によって決められています。
自由進度学習では目標と到達手段を自分で選ぶことによって、
「両親や先生にやらされる勉強」ではなく、「自分でやると決めた勉強」になります。
自由進度学習の流れ
自由進度学習は以下のような流れで実施します。
- 講義
- 目標
- 学習
- 反省
講義
授業時間の最初の10~20%を使ってインプットを行います。
一般的にはここで授業内容の解説を行いますが、私の授業では効率的な勉強のやり方を解説します。
目標
続いて行うのは目標の設定です。
その授業時間内に達成するべき目標を自分で設定します。
講義の内容と関係なくても問題ありません。
目標を立てるときは以下の2つを考慮すると、成果が出やすくなります。
- 測定可能な目標であること
- ストレッチ目標であること
測定可能な目標
測定可能な目標とはどんなものかと言うと、「達成したかどうかが判別できる目標」です。
測定可能でない目標には以下のようなものがあります。
- 勉強する
- 集中する
- ○○を理解する
- ケアレスミスに注意する
これらのような目標では、達成したかどうかがわかりません。
以下のように達成したかどうかが明らかである目標を立てるとよいでしょう。
- 数学の問題集を10ページ解く
- ○○について勉強し、人に理解してもらえるような説明をする
- 100問の問題を解き、ケアレスミスを5問以内に抑える
ストレッチ目標
もう一点、注意すべきは目標の難易度です。
結論から言うと、最も効果が高いのは「今の能力ではギリギリ達成できない難しさ」の目標です。
達成率90~99%になるような難易度です。
例えば、問題集を時間内に90問解ける自信があるなら目標は100問にしましょう。
なぜこのくらいの難易度が適切なのでしょうか。
まず、簡単すぎる目標は「退屈」を感じるからです。
学習とは、できないことをできるようにするプロセスです。
そのため、今できることを目標に掲げても何も成長しません。
ゲームで例えると、簡単に倒せるようになったのにずっとスライムを倒し続けるようなものです。
もらえる経験値は微々たるもので、楽しいはずのゲームも退屈に感じてしまいます。
逆に、難しすぎる目標は「恐怖」を感じます。
今の能力では困難な目標を立ててしまうと、成功へのモチベーションよりも、失敗への恐怖が大きくなります。
最終的には「どうせ無理だ」と諦めてしまいます。
ゲームで例えると、始めたばかりのレベルでいきなり魔王に挑み続けるようなものです。
まずやるべきは最初のダンジョンでレベルを上げて中ボスを倒すことです。
学習
先程立てた目標を達成するために学習を進めます。
基本的には自習になります。
勉強の内容ややり方は本人が自由に決めます。
教師がアドバイスをすることはありますが、それを採用するかは本人の意思を尊重します。
反省
最後に、学習の成果を評価し反省を行います。
確認することは、目標の進捗です。
目標設定の章でも説明したように、必ずしも目標を達成できている必要はありません。
以下のようなことを確認しましょう。
- 目標は達成できたか
- それはなぜか
- 目標設定は適切だったか
- 次回はどうすべきか
特に、今回の結果を踏まえ、次回どうすべきかを考えましょう。
今回した失敗を次回しないようにする。
これが学習というプロセスです。
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私の授業ではこのような流れで学習します。
先生の話を聞いているだけ、机に向かって座っているだけでただ時間が過ぎていくということはありません。
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